講義コード10342117
授業番号
授業科目名森林環境利用学
科目名(英題)
講義題目
授業科目区分専攻教育科目
開講年度2010
開講学期前期
曜日時限火2
必修選択選択
単位数2.0
担当教員久保田 哲也
対象学部等地球森林科学コース
対象学年学部4年
開講地区箱崎地区
履修条件特になし(森林環境計測学を受講していることが望ましい。)
授業概要現在、CO2吸収による地球温暖化対策や斜面災害の抑止など、森林の持つ種々の機能が注目されている。このような環境保全機能を効率よく維持し、森林環境を有効に利用していくために、森林の保全・造成・管理及び環境に負荷を与えない森林利用法が重要となる。従って、ここでは、森林・渓流の生物生息空間(ビオトープ)の基礎知識と、森林を維持管理する基盤施設となる治山・砂防施設や林道など森林内施設及び森林作業に用いる機械に関して、多機能な森林環境との調和に配慮した計画・設計・施工のあり方、のり面や斜面緑化法について解説する。併せて、これらの施設・機械がビオトープなどの周辺環境及び斜面安定に及ぼす影響とその緩和対策、あるいは、生態工学的見地からの環境アセスメントの手法などについても説明する。
全体の教育目標森林環境管理と森林の利用に必要な林道及び環境機能維持に必要な治山砂防施設、のり面緑化などの設計に必要な森林環境の基礎知識と林道やのり面緑化工の計画・設計法の知識を習得する。
個別の学習目標
授業計画第1回 森林工学・森林環境利用の概要と歴史
第2回 林道計画と森林環境・森林利用
第3回 林道平面計画と幾何構造
第4回 林道の縦断計画と断面設計
第5回 小規模林道設計とその構造
第6回 林道開設方法と環境への影響
第7回 林道開設の斜面安定への影響
第8回 斜面と林道のり面の緑化計画
第9回 斜面・のり面緑化工法と設計
第10回 森林機械の種類と機能
第11回 森林機械と環境への影響
第12回 森林利用と災害及び警戒システム
第13回 森林と渓流の生物生息環境
第14回 森林施設の環境影響評価
第15回 試験
キーワード林道、のり面緑化、森林機械、森林環境、森林施設、ビオトープ、利用
授業の進め方配布資料とプロジェクタの画像を用いた説明を中心に行い、施設の計画設計については、一部、各自で実例を検討する。
テキスト配布資料
参考書●森林土木学(小林洋司ほか、朝倉書店)
●作業道(酒井秀夫、全国林業改良普及協会)
●新林業土木学(上飯坂実ほか、朝倉書店)
●環境緑化工学(小橋澄治ほか、朝倉書店)
●山地保全学(小橋澄治編、文永堂出版)
●応用生態工学序説(廣瀬利雄監修、信山社出版・大学図書)
●自然環境復元の技術(杉山恵一ら編、朝倉書店)
●林道の構造物とのり面安定工(林業土木施設研究所編、地球出版)
●のり面工の施工ノウハウ(福岡正巳編、近代図書)
●工学的生物学の実践(Wolf Begemann他、高橋裕 監訳、彰国社)
●これからの林道整備(日本林道協会編、日本林業調査会)
●林業機械学(大河原昭二編、文永堂出版)
●林業機械・道具と安全衛生(全国林業改良普及協会)
●森林システム学(上飯・神崎編、文永堂出版)
●ビオトープの基礎知識(Josef Blab著、日本生態系協会)
●土砂災害の警戒・避難システム(小川 滋ほか編)
学習相談授業日の15:00~18:00
試験/成績評価の方法等出席状況15%と適時行う理解度テスト・レポート20%、及び、学期末に行う筆記試験65%によって判定する。
その他なし