講義コード
授業番号
授業科目名森林資源・山村経済学
科目名(英題)
講義題目
授業科目区分専攻教育科目
開講年度2010
開講学期後期
曜日時限水2
必修選択選択
単位数2.0
担当教員佐藤宣子
対象学部等地球森林科学コース
対象学年学部3年
開講地区箱崎地区
履修条件環境社会経済学及び森林政策学を履修しておくことが望ましい。
授業概要 森林資源は再生資源であり、環境の世紀といわれる21世紀において、森林保全のみではなく、その積極的な利活用によって循環型社会の形成や山村地域経済の活性化に寄与することが求められる。しかし、現在わが国の林業は木材自給率20%に象徴されるように産業としての成立が困難な状況に至っている。1960年には90%を超えていた自給率がどうしてここまで低下したのであろうか?また、林業を支える山村社会も高度経済成長以降、過疎化・高齢化が進行している。
本授業では、林業の生産や林産物流通、そして地域経済の現状を把握するための経済学の基本的な概念と現状に至る構造変化を歴史的に把握と同時に、今日の政策課題について学ぶ。
授業は講義形式だけではなく、グループでの統計収集、議論、発表などを交えた参加型の授業を行い、理解を深める。
全体の教育目標① 木材流通と山村経済に関する基礎的な用語と概念を説明できる。
② 森林資源を活用した林産物の種類とその生産・流通構造について説明できる。
③ 森林・林業に関連する統計データ及び国勢調査に関する市町村データを判読できる。
④ 地域循環型社会の形成における山村の役割と今後の政策課題について討議できる。
個別の学習目標
授業計画第一回 授業ガイダンス、林業とは何か
第二回 林業経済学、木材流通論の基礎用語と概念
第三回 林産物の種類と生産・流通構造
第四回 建築用材、住宅以外の産業用製材品の生産及び流通(グループ発表)
第五回 パルプ・チップと集成材の生産及び流通(グループ発表)
第六回 合板とLVL・パーティクルボードの生産及び流通(グループ発表)
第七回 薪炭生産とバイオマスエネルギー利用の現状と展望(グループ発表)
第八回 新規の木材利用開発、住宅建築工法と木造住宅の現状(グループ発表)
第九回 木材貿易の動向と課題
第十回 山村に関わる基礎用語、山村振興法と過疎振興法の概要
第十一回 国勢調査でみる山村の姿
第十二回 現代社会における山村の新たな役割と地域循環型社会
第十三回 授業のまとめ

授業の進め方:毎時間、レジュメと関連資料を配付する。グループ発表(5回開催)では、各林産物について製造工程、生産と流通の展開と課題について分野配属ごとに調べ、発表し、授業参加者で質疑を行う。
キーワード森林資源利用、木材生産・流通構造、木材貿易、採取的林業・育成的林業、木質バイオマス、山村経済、地域政策、循環型社会、木造住宅
授業の進め方
テキスト
参考書森林・林業白書(林野庁、農林統計調査、各年最新版)
世界の木材貿易構造(村島由直他編著、日本林業調査会、2000年)
木づかい新時代(遠藤日雄著、日本林業調査会、2005年)
学習相談火曜日 16時30分~17時15分、農学部2号館619号室
試験/成績評価の方法等配属分野別に課題を提示し、グループ発表を実施する。その内容及び出席状況、期末試験で評価する。
出席状況20%,グループ発表10%,期末試験70%
その他